「人の死への向き合い方とは」や「故人の送り出し方」など、普段ネガティブに考えてしまうテーマでも、田村さんが体験した自身のエピソードを基に、新しい考えを得ることが出来、「別れ」について考えるきっかけとなる動画です。また、2020年に他界した「母・久仁子さんが自身の葬儀をプロデュースされたことについて」も話されており、田村さんは母・久仁子さんの葬儀について「僕は死に方とか仕舞い方は人それぞれでいいと思っている」「ウチの母ちゃんの例を見習いたいという人がいれば真似すればいいし、いや私は私の死に方、生き方があるんだと、それが当然あってもいい」「でも(母・久仁子さんが自身の葬儀をプロデュースしたことで)僕は残された側としてめちゃめちゃ母の愛を感じました」と語りました。
田村さんの思う“新しい葬儀”の在り方とは・・・
葬儀縮小化の流れや、直葬の増加傾向などを受けて、「最期のお別れ」という文化が失われつつあります。本来、葬儀とは、弔いだけが目的ではなく、家族や友人が集まり、時間をかけてお別れをすることで故人について想いを馳せ、この先の生き方を考える契機にもなりうる大事な機会です。田村さんは「死生観とは人それぞれであり、正解のないものである今の時代だからこそ、色々な葬儀のかたちがあっていいのでは。」と問いかけます。