私たちは、葬儀の打ち合わせの際に色々な事をお話しさせていただきます。
喪家との打ち合わせの中で、通夜や葬儀に参列頂いた方々へのご挨拶もその1つです。
打ち合わせ後、お礼のご挨拶は喪主様がする事となり、どのような内容にされるのかを親族や家族のの方と相談されていました。
相談内容が聞こえてきたのが「この言葉だけは言いたいんや‼」と、熱く語られていました。
喪主様は、親分肌で私に対しても気さくに話しかけてくれました。以前自宅で葬儀をされて大変だったこと、勤めておられる会社のことなどを話して頂きました。
話をしている中でこの喪主様は家族や会社などに関わる全ての人を大切に思っていて、その人達から慕われている事がが凄く伝わってきました。
その喪主様が、葬儀の挨拶の時に言われていた言葉が、お母様の遺影写真に向かって『あなたの子供に生まれて幸せでした。』と話されていました。
担当者自身、いざ葬儀の場において会葬者や親戚の前で思いを伝えるのは、なかなか言葉に出来ないもので、その言葉を伝えれたと言うことは凄いなと思うと同時に感動しこれこそまさに、最高の親孝行だとおもいました。
SAKASOU 川野大