盆景は、もともと紀元前200年頃の漢代、中国の貴族階級の間で「盆景」と呼ばれる縮景芸術がとして楽しまれていました。平安時代に仏教とともに中国から日本に伝わり、「仮山(かざん)」として寺院や貴族の間で珍重されていたそうで、鉢の中に山水や風景を再現するもので、仏教や道教の「自然は宇宙の縮図」という思想と結びつきがあるそうです。
また鎌倉〜室町時代には禅宗の影響を受け、精神修養の一環としての意味が強まったそうです。
実際に庶民に広がったのは、江戸時代で園芸文化として発展し屏風絵や能「鉢木」にも登場してきましたと伝わっています。
この写真の盆栽は、故人様が自宅で大切に育てた盆栽です。その一部を祭壇に飾って自宅での雰囲気を会館でも感じていただけないかと考えてお飾りさせていただいた1枚の写真です。喪主様からも「故人の大事な盆栽を会館に持ち込むことができるなんて、故人もさぞ喜んでいます」と感謝の言葉をいただきました。
時代の影響もあって近年では、様々なカタチをご葬儀の中でプランニングさせていただくことがございます。
坂出葬儀社のスタッフは、歴史を守りつつ経験と知識をもって様々な提案をします。これには、「ご遺族様と一緒に考えるご葬儀」を坂出葬儀社では、大切にしている表れです。送る人送られる人、すべての皆様に後悔のないご葬儀を…
坂出葬儀社 山城 賢志